産休中に興味を持ったこと、それは禅の心。
「日々是好日」という映画を観た。
これは禅の言葉で、
すべての日々は好いことに溢れているよ
悪い日に思えても、気づいてないだけで他に好いことが隠れてるはずだよ
だから、ちゃんと日々を味わおう
という意味だそう。
劇中では、目の前のことに集中して向き合う姿が描かれていた。
お茶を淹れる作法はものすごく多くて覚えるのも大変なんだけれど、ひとつひとつ心をこめてやる。
「いま、ここ」の精神。
産休中は少しずつ出産への恐怖が募り、日々心がザワザワとしていた。
なんとかして落ち着きたいなと思っていたところでたまたまこの映画を観て
見事直球ストレートでクリーンヒットしたのだった。
それから禅って何だろうと思いネットで調べてみたら
ひとつ目の前のことに集中しなさ
い
まあ悩むんだったらやってみなさい
日々丁寧に真心を込めて生きなさい
とのこと。
もちろん他にもいっぱいある。
基本的なことなんだけどなかなかできないことをやるのが禅らしい。
ひとつ目の前のことに、というのがわたしは特に苦手。
あれこれ心配してまだ起こってもない事態をいくつも生み出し
スマホで検索しまくってしまう。
それで色々な記事に吸い寄せられ、不安が不安を呼ぶ。
産休中なんて特にそうで、そんな自分に辟易していた。
禅の心を知ってからは、心配事をスマホで調べるのは極力やめた。
心配事は助産師さんや、本を一冊買ってそれを読むことにした。
ああ今日はうまくいかないなと思えても、でもきっと数年後には今日の娘に会いたいって思うんだろうな、今日もいい日だウンウンと納得するようにした。
わたしには禅の心があっているようで、なんとなく日々穏やかに、自分の心を労れている気がする。
もっと禅の心を知りたい。
穏やかに、人に優しくなりたいよ…