yhinatanの日記

子どもの添い寝中に書いてます。

まじめな話

友人が数年前、突然歩けなくなった。

足に力が入らないなと思ってから数十分で、立ち上がれなくなった。

 

そのまま病院に運ばれたところ、病気が見つかり数ヶ月闘病した。

今は元気だが、後遺症なのか身体の色々な部位で腫瘍が見つかり、発見され次第切除のため手術を受けている。

 

そんな友人の口癖は「すべてに感謝」

 

自分の足で歩けることに感謝。

自分のことを自分でやれることに感謝。

日々健康に生きられることに感謝。

 

入院中、車椅子生活のためトイレや入浴もすべて介助が必要だった。

腫瘍の切除手術は、毛細血管のひとつひとつに薬液を注入するため、ものすごい痛みを伴うものだった。

手術後は40℃の発熱で目が覚める。

 

想像するだけで、今のわたしの状況はとてもありがたく、幸運なことなのだと気付かされる。

 

友人のこの闘病は、わたしの人生観にも大きく影響した。

 

当たり前なんてことは、ないんだ。

 

今、自分の手が、目が、自分の意志で動き

こうして文章を書けており

屋根のある家で

温かい布団に包まれて

幸運にもわたしたちのところにやってきてくれた子どもを抱きしめている。

 

気がついたときに、ありがたやーと思うようにしている。

 

そしてこの幸せが、いつまでも続くようにと心から願う。

 

ニュースを見ていると、つらい状況の人たちが日本にも世界にもたくさんいる。

解決策にもなーんにもなっていないけれど、わたしは自分の状況に感謝して、日々きちんと生きようと思ってしまう。

つらい方々からしたら、おめーがきちんと生きようがなんの足しにもなんねーよってなるけど

わたしはやっぱりそう思ってしまう。

 

ありがたいことなんだと思っているのとそうでないのとでは、やっぱり違うと思うから。