愛する祖母は結構豪快。見た目が上品だから、ギャップに笑ってしまう。
最近だと、昼食に菜の花のおひたしを出してくれたときのこと。日課のお散歩をしていたら、近くの畑で売られていたらしい。鮮やかな緑色と、白い花のコントラストが春を感じさせた。今朝採れたんだって、と微笑む祖母。
ワァー季節のものを味わうってステキ、しかも地のものっていいね
何つけて食べる?カラシ醤油?酢醤油?
と母と妹と盛り上がっていたら、祖母はマヨネーズをぐりぐりぐり〜!!!と回しかけた。
えっと思っていたらそのうえからバルサミコ酢をどぼどぼどぼ〜!!!
すぐ味見をして
「うん。わたし、これくらい濃い味じゃないとダメなの」
とまた微笑んだ。
可憐な菜の花はしっかりとマヨネーズの味に覆い尽くされ、醍醐味でもあるほのかな苦味というものは全然感じられなかった。お年寄りってみんな薄味が好きなんだと思ってた…
前回ファミレスに行ったときは、お昼から恥ずかしいわと言いながらひとりで中ジョッキを飲んでいた。あまり目につかないようメニューでジョッキを隠そうとしていたけれど、角度的にあまり意味を成していなかった。かわいい。
祖母だーいすき。